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バンコク情勢-赤服デモの動き

タイのブログ-タイ情報とコラム

今日は、バンコクの赤服デモの動き、など。

3月14日に赤服の集会参加者10万人がバンコクに集結してから、
半月が過ぎた。

今回の赤服デモは、(赤服同盟側から見たら)成果があって、
アピシット首相との交渉 が実現した。

そして、
以前に書いた、赤服デモ終結の選択肢の中では、
バンコクの情勢-赤服デモの行方
4.解散・総選挙の約束を前提として、赤服デモが終了する。
ということになりそう。

アピシット案 → 9か月以内 に解散・総選挙
赤服同盟案 → 15日以内 に解散・総選挙
この議会解散までの期限に、お互いの妥協点を探ることで、
赤服デモが終結する。

アピシット首相は9か月という数字にこだわっているわけでなく、
条件が揃えば前倒しで解散することも可能と言っている。
その条件とは、
政治情勢の改善と、総選挙関連の制度を明確化させること。
平たく言えば、
解散・総選挙はかまわないが、
現政権が選挙で不利にならない憲法改正をする
ということ。

憲法改正の論議が、今後の焦点か

ところで、赤服デモは、いつまで続くのか???
4月3日の赤服の大規模パレード は、あるでしょう。
(パレード参加者の頭数が揃うことを条件として)
ソンクラーン前までに、要求(早期解散案)受け入れ実現を目指す。
と言っているので、政府との協議と並行して、長引くかもしれません。

一方では、
不審任審議が政府を崩壊へ導く最善の方法
チャルゥム氏、同盟には同情するが・・・
(タイの地元新聞を読む)

というのが、プゥア・タイ党(タクシン派政党)から出ているので、
不審任審議案の提出に委ねて、赤服集会を中止する
ことも、あり得ないことではない。
そろそろ、飽き飽きした集会参加者を入れ替え続けても、
玉切れになりそうですから・・・

いずれにしても、
今回の赤服デモの座り込み集会やパレードは、
タクシン支持者が多いことを誇示するショウで、
バンコクの集会やパレード自体には、
何の危険、危機感も感じられません。

だから、利権争いの協議でデモが長引くのは、
政治家の都合、勝手にしやがれ、、、ホントに。
市民デモでも、農民デモでも、ありゃしない !!

心配された爆弾騒ぎも治まってきたようですし、
あとは、赤服がつくる交通渋滞を辛抱できれば、
バンコクへ遊びに行くのもOK・・・でしょうね。

忘れちゃいけないのは、
バンコクに深刻な事態が起こるとしたら、
それは、総選挙後、、、総選挙の結果次第、

ということです。

次回は、赤服集会参加者にスポットを当ててみようと思います。
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