きのう、テスコロータスで、夕張メロンを買った。
「夕張メロン」というラベルが括られたメロン、
というのが、正確な表現か。
これが棚の中段にあり、「Japanese Melon」
と書かれた棚の上段には、マスクメロン。
「夕張メロン」と「Japanese Melon」、外見は、
全く同じに見える。
疑問を感じたのは、「夕張メロン」というラベル。
ふつう、日本人しか読めないはずだ。
そして、このテスコロータスが、
日本人向けの商品を売ることは、有り得ない。
(ここには日本人がほとんど住んでないから)
よく野菜を束ねている帯に 「新鮮やさい」 と
書かれているが、そんなアスパラガスなどは、
日本輸出向け野菜の一部がテスコロータスに
流れてきている、と僕は理解している。
それじゃ、この夕張メロンも日本輸出向け?
でも、夕張メロンって夕張の登録商標のはず。
そんな事を考えながら買って、家路に着いた。
家で、カボチャ色した果肉をイメージしながら、
メロンをよく冷やして、2つに切ってみると・・・
はっ???
普通に、マスクメロンの黄緑色。
騙されたかも・・・と思いながら、
ソフトで、きめ細やかな舌触り。
濃厚で、深みのある味わい。
普通に美味しい、マスクメロン。
もちろん、
夕張メロンじゃなかったですけどね。
この「夕張メロン」と「Japanese Melon」の価格は、
1kgあたり100バーツちょっと。
1個あたり140バーツ(420円)くらい。
普通のタイ・メロンの倍以上の価格はしますが、
この味なら、合格です。
日本でも、マスクメロンはプリンスメロン2個分以上
の価格はするでしょう。
それにしても、まだ、疑問は、残ります。
「夕張メロン」という日本語のラベル。
僕の推理では、
「夕張メロン」と「Japanese Melon」は同じもの。
「Japanese Melon」に日本語のラベルを括り付けて
いたら、ラベルの数が足りなくなっただけ。
(ロータスのスタッフは日本語が読めないので、)
「夕張メロン」として売っている気は全くなく、
「Japanese Melon」を日本語に訳したつもり。
なぜ、日本語ラベルを付けるのか。
高級感のある日本語ラベルは、
タイ人の購買意欲をそそる。
確かに、タイ人のおばちゃんは手に取って、
ラベルを見て、買物カゴに入れていた・・・
このメロンの売行きは、好調なようでした。
日本語ラベルを付けたいだけなら、
「東京メロン」 でいいじゃない。
それなら、日本人も戸惑わない、