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バンコク、エアポート・レール・リンクの価値

タイのブログ-タイ情報とコラム

今週は、エアポート・レール・リンクの話。

+シティ・エア・ターミナルについて。

スワンナプーム国際空港の地下1階。
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thaiblog空港からエアポート・リンク乗り場までの
通路には、サンドウィッチにお弁当、ドー
ナツ屋にセブンイレブン。

こちらのパン類などは、空港3階のレスト
ラン街よりも手ごろな値段でクオリティが
高そう。

此処で食べ物を買い、出発階に行くのも
良いだろう。

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thaiblogこちらが、エアポート・リンク乗車券売場。

窓口でチケットを買う。

自動改札は、MRT(地下鉄)と同じタイプ
のものだが、まだ、機能していない。
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これが、シティ・ライン(各駅停車)の半券。

現在は、全区間の片道、一律15バーツ。
将来的には、初乗り15バーツ、バンコク都
内のBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)
の初乗りと同じ料金になり、走行距離により
最高で45バーツまで値上げされるそうだ。

現在の15バーツは、物凄く安い。

45バーツに値上げされても、BTSやMRT
より、距離を考えたら安い料金設定だろう。
thaiblog看板の案内に従い、プラットホームヘ。

BTSとは違い、何処の駅にも階段の横に
エレベーターがある。
スーツケースなどの持ち運びが楽だろう。

マッカサン駅では、改札の外にトイレが。
バンコクでは、BTSもMRTも駅構内には
トイレが無いのが常識なので、驚いた。
thaiblogスワンナプームのプラットホーム。
thaiblogこれが、シティ・ラインの車両。

そして、運行経路は、
thaiblogSuvarnabhumi สุวรรณภูมิ

Lat Krabang ลาดกระบัง

Ban Thap Chang บ้านทับช้าง

Hua Mak หัวหมาก

Ramkhamhaeng รามคำแหง

Makkasan(City Air Terminal) มักกะสัน

Ratchaprarop ราชปรารภ

Phaya Thai พญาไท

Makkasan でMRT、
Phaya Thai でBTSに接続。

Makkasan からタクシーが、荷物がある
旅行者には良いだろう。

シティ・ライン(各駅停車)は、

空港発が朝6時から深夜24時まで。
ほぼ10分毎に運行。
Makkasan まで20分強。
Phaya Thai まで30分。
運賃が15バーツ。

タクシーやバスを使うよりは、危険が少な
そうだし、バンコク名物の渋滞も無い。
シティ・ラインは価値あり。

平日の午後、空港からシティ・ラインに乗る
と、途中駅で、大学生、若者たちがたくさん
乗り込んで来る。

バンコクの学生は、マナーが良くて上品。

(↑ 一般論として)

シティ・ラインはバンコク都民に定着してる。

ところで、エクスプレス。

空港発が朝6時から深夜24時まで。
30分毎に運行。
空港-Makkasan を15分で走る。
運賃100バーツ。(将来は150バーツ)
同日中なら、乗車券の半券で往復可能。
最高時速が160km

シティ・ラインがソンテウのような浅い座席
なのに比べ、エクスプレスは座席が立派。
thaiblogエクスプレスの致命的な欠点は、運行間隔。

シティ・ラインと所要時間が5分違うだけで、
プラットホームで、30分も待ちたくない。
現在のところ、エクスプレスは価値なし。

マッカサン駅の City Air Terminal としての
機能が始まり、荷物を預けて出国審査後に
エクスプレスに乗って空港に向かえるように
なれば、エクスプレスが意味あるものになる
だろうか、、、???

でも、シティ・エア・ターミナルは要らない !!

なぜなら、

タイのように何事もミスが多いけど、柔軟性
と笑顔(人柄)で切り抜けていってる国
には、
シティ・エア・ターミナルなどというモダンな
システムは、そもそも向かないと僕は思う。

ミスが多いけど許容する=とても人間的な国

誰もが惹かれるタイの魅力の1つ。

でも、駅で荷物を預ける勇気が、僕には無い。
許容されちゃうし、僕も許容しなきゃならない。

いつ来るかわからないメーバスを黙々と待つ
人々がとても似合う国、タイランド。

この風情に合わないシティ・エア・ターミナル。

「そんなに忙しく生きる必要ないよね」 って
声が、聞こえてくるような気がします。
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