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大地震、電話が繋がらない恐怖

タイのブログ-タイ情報とコラム

東北地方太平洋沖地震で被害にあわれた
皆様に、心から、お見舞い申し上げます。

11日の午後に、タイに住む日本人の友人
から、電話を受けた。

「東北、関東で、大地震があったようです」

「ご家族、東京ですよね?」

まず、テレビをつけてみた。

BBC(英系)もFOX(米系)も地震の報道。
最初に観た映像が、燃える石油タンク。

次に、電話を掛けてみる。

東京に住む前妻と娘の携帯電話へ。
東京近郊に住む父母の家の家庭電話へ。

繋がらない。

TVを観ながら30分毎に電話を掛けるが、
全く繋がらず、音声案内に切り替わる。
緊急時に使えずに、何の為の「電話」か。

それではと、携帯電話にメールを送る。
小1時間で、返信が送られてきた。

日本時間の夜7時。
前妻は高輪、娘は渋谷で立往生の返信。

日本時間の夜10時。
妹から、父母無事の返信。
やっと、心が落ち着いた。

非常時は携帯電話にメールと知った。

携帯電話も使えない年寄り2人暮らし、
父母の安否がわかるまでの6時間。
イライラ、ヒヤヒヤ、もしやの恐怖。
同じ体験をした方も多いでしょうね。

テレビを観続けていると、続々と映像が。
東京では、物凄く揺れて、所々で火事が
発生しているらしい。
それより驚いたのが、東北の津波で押し
流される家屋や車。
どれだけ大きな災害なのだろう。
11日の時点で、空恐ろしく思った。

翌日になると、タイ人の知人・友達からの
電話が多数。

「お前の両親、大丈夫?」

道で出会う近所の人々の質問も同じ。
父母を強く思う、タイのお国柄なのだろう。

バンコクのフットサル仲間から、メールが
送られてきた。
元プロフットサルプレーヤーの真野選手
が、バンコクでチャリティーフットサルを
開催して、義援金を募る—-

僕は参加できなかったが、13日日曜に、
タイのバンコクで開催された。
心が、少し晴れる話だった。

「今、出来ることを」

真野さんの行動力には、頭が下がる。

真野選手のブログ記事

こんな事が、世界各地、日本各地で

行われていると思うと、

人って素敵、日本人って素敵だな、

と、改めて思います。

被災地の皆様、この大震災でご家族を
亡くされた皆様、家屋を失われた皆様、
皆様に、深くお悔やみを申し上げます。

1日も早く、日常の生活を取り戻せる
ように、タイからお祈り申し上げます。