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タイの総選挙をどう捉えるか

タイのブログ-タイ情報とコラム

今週末の7月3日、日曜は、

タイの下院総選挙の投票日。

黄色か赤か、

民主党かプアタイ党か、

アビシットかタクシンか、

タイ国民が、投票する日。

僕ら、在タイ外国人にとっても、

(選挙権は無いが)重要な日だ。

この数年だけで、
2006年・タクシン排除のクーデター、
2008年・ソムチャイ排除の空港占拠、
2010年・赤服のバンコク大暴動、

その度に、僕ら外国人のビジネスは、
個人レベルでも多大な損害を受けて
来たのだ。

慢性的政情不安、タイの国の総選挙。
だから、在タイ外国人は目が離せない。

メディアによると、タクシン派優勢。
選挙に強いタクシン派、と言われるが、
タイ東北部と北部を地盤としている赤、
タクシン派が選挙に強いのは当たり前。

タイ東北部+北部=選挙民の過半数

バンコクには大勢の人々が住んでるが、
バンコクで投票できるのは、バンコクに
持家(タビヤンバーン)がある人だけ。

住民票制度が無いタイの国では、
地方上京者などのアバート・借家住い
の人々は、バスで一晩揺られ、故郷に
戻り、戸籍がある故郷の県で投票する。

その地方上京者の8割までの故郷は、
タクシン派が地盤のタイ東北部・北部。
彼らの故郷にはタクシン派以外の候補
者は居ないに等しい。

大都市バンコクと言っても、住んでる者
の大半の故郷は、タクシン派なのだ。
戸籍の人口分布から、タクシン派優勢、
これは、以前も今も変わらない。

選挙民の過半数=タイ東北部+北部

これが、いつも政情不安の火種になる。

今回の選挙でも、

タクシン派は、候補者のチラシの裏に、
100バーツ札をホチキス留めして配布。

100バーツ(300円)で一票が買える、
そんな選挙民が、タイの過半数なのだ。

情けないことに

タイの選挙民の教育レベルが、

タイの政情不安をつくっているのか

2008年以来の首相、黄色、民主党の
アビシットは好感が持てる風貌の青年。
でも、タクシンのような常識を打ち破る、
強力なパワーが無かった。

アビシット首相は、
良識派で、クリーンな印象のエリート。

→常識の範囲でしか、動かない。

だから、都会の華僑系の経営者には、
金権政治=タイの国土を外国人に売り
尽くすような勢いで地上げした好景気、
タクシン株式会社を懐かしんでる人が、
かなり居るらしい。

儲けさせてくれた男=タクシンは、
都会でも結構人気があるのだ。

歴史は繰り返すと言うが・・・

この総選挙で、もし、タクシン派が勝つと、
裕福層・軍部・学識者などの不満が募り、
また、来年(偶数年)には、何かが?

この総選挙で、逆にアビシット派が勝つと、
また、バンコクで赤服集会→暴動?

赤服タクシン派は、ダークなイメージ。
過激、危険、私腹に走り政治理念が無い、
過去をみると、そんな印象だが、

バンコクで赤服暴動を起こさないためには、
タクシン派勝利が、無難なのかもしれない。
(バンコク都民の多くもそう思ってるはず)

外国人の僕らにとっても、
タクシン派勝たなきゃ、バンコク危険
だから、タクシン派勝利を願う他ないの

タイの政治は、立憲君主制。
日本や米国など、民主制国家のメディアは、
民主主義=タクシンと捉える傾向があるが、
タイの将来は、日米になることではない。

タクシン派に、
立憲君主制に馴染んだ政治ができるのか、
それが、問題だと思う

政情不安を解消する、救世主は居るのか

2週連続、週末(土・日)タイは禁酒日。

これは、外国人には、迷惑なだけの話