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タイで最近の円高、ドル、バーツに思うこと

タイのブログ-タイ情報とコラム

この10年無かった円高水準(対バーツ)

タイ、バンコクの両替商では、

1万円→4000バーツ超の両替レート。

と、先週後半から方々で言われている。

確かに、その通りである。

「タイ旅行、円高の今がチャンス!」

そんな旅行業界の宣伝広告も目立つが、
1万円をタイの銀行で両替して、先月より
200バーツ位余分に貰えるからといって、
それだけでタイに来てと言ってしまうのは、
安直過ぎるような気がする。

(円高でも円安でも、来タイ人は来る)

僕なら、タイによく来る日本の皆さんに、
タイに来たら、
「円をバーツに換えて、定期預金しよう」

と言いたいところだ。

みんなで円を売れば、円が下がるのだ

●円高とドル安

「円高、ドル安」の長期化に連動して、
「円高、バーツ安」も進んできた。

今年に入ってから、
円→バーツの両替レートは、
1ドル=82~77円の幅に対して、
100円→36~38バーツの幅
(最近のバーツは、敏速にドルに連動)

そして、ドル→バーツの両替レートは、
1ドル→29バーツ台で安定していた。

でも、今度は、状況が違うようだ。

●ドル高バーツ安の動き?

月曜のバンコクバンクの両替レート、

100円→39.78バーツ

に対して、

1ドル→30.78バーツ

ドルに対してのバーツ安が始まった。

[シンガポール 26日 ロイター]

週明け26日のアジア通貨市場では、
タイバーツとフィリピンペソが下落した。
株式市場からファンド勢の資金が流出
しているとの観測を受けて、他通貨を
アウトパフォームしていた両通貨の売り
が先行した。

タイ、インドネシア、マレーシアの通貨
当局は同日、自国通貨を防衛するため
外貨準備のドルを売る市場介入を実施
した。(中略)

バンコク株式市場は一時9%余り急落
し、マニラ株式市場も4%を超える下げ
を記録して取引を終了した。

タイバーツのドルに対して安定が崩れた。

僕は金融に詳しくないので、
ドル高バーツ安が起こった要因などは
よくわからないが、
タクシン派政権が投資家に信頼を欠く?
新政権が、お金をたくさん刷っちゃった?
タイだから、何でもありえる気がしてくる。

また、これは、

バーツが弱くなる兆候か?

ドルが強くなる兆候か?

僕は、ドルが強くなれる兆候と期待する
だって、これだけ円高が進むと、
日本の生産業・メーカーも限界でしょう?
日本の経済が壊れる前に、ドル高を期待

民主党が、お金をどんどん刷っちゃえば、
日本の景気も元気を取り戻すのでは???