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タイで家を建てる-タイで土地を買うには

タイのブログ-タイ情報とコラム

今日からは、

タイで土地を買って、家を建てる話。

タイ、サムイ島に、僕が家を建てたのは、
2005年、6年前のことである。

タイで家を建てることは、はっきり言って、
「たいへ~ん」 のひと言。

土地を探して取得するまでに、1年。
設計図の作成、建築許可、着工から竣工
まで、さらに1年の月日を要した。

このタイのブログで、タイで家を建てること
について、少しずつ、書いていきましょう。

タイで土地を買うには

家を建てるには、土地が必要。
まず、土地を取得しなければならない。

外国人がタイで土地を買うときのいちばん
安全な方法は、タイ・カンパニーを設立し、
会社名義で土地を買う
というもの。

サムイ島に豪邸を持つデビッド・ベッカム
であろうと、自分の名義で不動産を所有
できないので、彼のタイ・カンパニーが、
豪邸を所有しているのだ。

僕の場合、タイで起業したときに、すでに
タイ・カンパニーを持ってたので、土地を
買うとき、新たな会社設立は必要なかった
が、サムイ島のような外国人向き別荘地で
土地や家を買う場合、
1つの不動産につき1つのタイ・カンパニー
を設立する
ことが、とても重要。

その説明は、次回に回すとして、
thaiblog
タイ・カンパニーのしくみ

タイ・カンパニーを設立すると、自分がその
会社の社長となり、社印と自分の署名のみ
で会社を運営できる。

不動産を所有して自分で自由に売買できる。

会社株主としては、49%以下の株所有であ
るが、土地の売買を含めてすべての会社の
取引、契約を自分ひとりで行えるわけだから、
実質的に自分が土地を所有して自由に売買
できる立場になる。

結局、会社資産については実質資本金(不動
産購入費)全額を自分で支払って、タイ人株主
と資本・利益の権利放棄の契約を結ぶことで、
自分名義で土地を買うのと全く同じ権利を持つ
ことができるのだ。

重要なのは、そのタイ人株主の選出。
会社設立時、彼らは51%以上の株を所有する
わけだから、しっかりした権利放棄の契約を結
ばないと会社乗っ取り=資本略奪の可能性まで
有り得てしまう。

また、タイ政府としては、簡単に外国人に土地の
実質所有を認めるわけにもいかないので、タイ・
カンパニーが不動産を所有する場合、外国人の
株所有の比率を33%以下にするルールなどを
つくってきたが、それは表向きの話。
弁護士次第で、合法的に、何とでもなる。

なぜなら、サムイ島は外国人向き別荘地だという
事実があり、それでタイ政府も潤っているわけで、
外国人に不動産を売る事実は不変だから。

タイで土地や家などの不動産を所有するならば、
まず、タイ・カンパニーの設立。
それを面倒と考える人が日本人には多いようで、
星の数ほどあるサムイ島の別荘の実質所有者の
80%以上が欧米人。
日本人実質所有の別荘は、ほとんどありません。

タイで日本人が家を建てる場合は、現地妻(彼女)
名義という半端なものが多く、投資としては失敗。
タイで女に貢ぎこむことは、お金を失う早道です。

タイで家を建てるには、

筋道を立てて、辛抱強く、慎重に、順序どおりに。
まずは、投資家としての資質が大事なのです

次回も、タイで家を建てるの続き。