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タイで、誕生日に思ったこと

タイのブログ-タイ情報とコラム

タイで、誕生日に思ったこと

タイで、13回目の誕生日を迎えた。
誕生日を迎えて思ったタイのことを、
今日は、そのまま書いてみましょう。

タイは、此処数年で、急速に発展してる。
それが、僕の思いに反した方向へ

僕が2000年に、タイに渡ったときには、
バンコクの街は、のんびりとした空気で、
人との触れ合い、人情を感じるアナログ
の世の中だった。

不便な事が多く、何をするにも待たされ、
いつの間にか、時間潰しが上手になった。

日本で、効率的に時間を使うことを学び、

タイでは、無駄な時間の尊さを知った。

無駄な時間は、人間の幅を広げるのだ。

何をするにも、試行錯誤、回り道、無駄な
時間が必要と、サムイライフで実感した。

ところが、最近は、バンコクに来てみると、
BTSの中で、ほとんどの人々が、スマート
フォンやタブレットを、夢中でいじっている。

仕事をしているのではないようだ。
フェイスブックのチャット、メール、ゲーム、
学生から大人まで、やってることは、同じ。

良い時間の潰し方だとは、とても思えない。

機械のように、同じ動作の繰り返し。

瞑想にふけることも、試行錯誤も無いのだ。

バンコクは、日本並みの便利な街になった。
物の値段や生活費も、日本と大差なくなり、
そのコストを稼ぐため、人々も忙しく働いて
いるように見えてしまう。

タイが、タイ人が、日本化してきていて、
タイに移り住んだ意義が、薄れていくと、
バンコクに行くと、感じられてしまう

それと同時に、サムイ島が特別な場所だと、
しみじみと思う。
タイがハイテク化して、住みにくくなっても、
サムイ島なら、まだまだ住んでいられると、
感じられるのだ。

サムイ島に30年住んでいる西欧人たちが、
ハイテクに侵されるとは思えないし、僕も、
そんな気持ちで暮らしているひとりなのだ。
thaiblog美しい海を眺めて、
thaiblog
thaiblog透明な海に浸って、
thaiblog仲間とサッカーや球突きができれば、
それだけで、人生は、幸福だと思えてくる。

できるだけ、シンプルに生きていこう。

それが、今年の誕生日の抱負である。