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タイのクーデターの捉えかた

タイのブログ-タイ情報とコラム

タイのクーデターの捉えかた

23日の夜も、「夜間外出禁止令」だった。
「夜間外出禁止令」はいつまでと決まってる
わけではないが、週明けの26~28日には
解除されると、大方の人は見ているようだ。

バンコクの政治抗争と、一連の暴力沙汰で、
「タイ全土に夜間外出禁止令を出すこと」は
行き過ぎではないかと思う人も多いだろうが、
「タイの政情混乱を正すことは、タイに住む
すべての人々の問題だ」
と皆が実感できる
点では、良いことではないかと思いますね。

サムイ島では、「夜間外出禁止令」は緩りと、
守られています。夜10時には、7割以上の
コンビニが閉店、バーも大方は閉店します。

深夜でも食べ物屋台はいくつか開いていて、
バイクの往来もあり、街をぶらついていても、
咎められることが無い、緩い雰囲気ですね。
クーデター当日の夜とは違って、テレビ放送
でバラエティ番組も見れる普通の夜でした。

サムイ島には、軍の配備も検問も無いので、
早寝早起きで健康的にリゾートを楽しむなら
平常通りで、何の不自由も感じられません。
旅行に来られる方は、心配ありませんよ。

今日は今回の「タイのクーデターの捉えかた」
を書こうと思いました。
なぜなら、タイの政情や事件の捉えかたは、
タイに住んでいる者と外国メディアの間では
いつも大きく違ってて、その温度差の違いに、
驚かされることが多いからです。

外国メディアが22日に起きたタイのクーデター
をどう伝えているか、僕にはわかりませんが、

タイ住民の立場から、ひと言でいうと、

「このクーデターは、皆に待ち望まれていた」

タイの人々、タイに定住して住んでいる人々の
見方をわかりやすく綴っているブログを発見
僕が書くよりも、断然、説得力がありますので、
以下に紹介いたします。

(今回のタイのクーデターは)
本当は国際社会からのコンセンサス無しで
軍が動くことは控えたほうが良かったけれど、
でもこれしか解決策は無かった。
だからベストな選択ではなかったけれど
ベターだった
(中略)
あとはタクシン派閥の一掃と、
ポッチャマン元夫人(=実質の妻)も含めた
タクシン一族の財産の没収。
貧困層を本当の意味で底上げする政策の実施。
この2つが上手く行くことを願うばかりです。

「チャオプラヤー川の向こう側」 より引用

タイの政情の混乱が正されることを、

バンコクに、平和が訪れることを願います