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タイ人は幾ら稼いでいるのか?

タイのブログ-タイ情報とコラム

タイ人は幾ら稼いでいるのか?

タイの世帯平均所得、月2・5万バーツ

2013年12月5日

【タイ】タイ統計局が2013年上半期にタイ
の約2万6000世帯で実施した家計調査で、
1世帯の平均所得は月2万5403バーツ、
平均支出は月1万9259バーツだった。
(以下略)
「newsclip」より引用

タイの平均世帯支出、月2・1万バーツ

2015年3月26日

【タイ】タイ統計局が2014年にタイの約5万
2000世帯を対象に実施した調査で、1世帯
の平均支出は月2万892バーツ
だった。

支出は「飲食費」が全体の33・9%を占め、
次いで、「住居費」20%、「乗り物・交通費」
19・5%、「衣料など個人用品費」5・5%、
「通信費」 3・2%、「教育費」1・7%、
「娯楽・行事費」1・5%、「医療費」1・5%、
「宗教関連費」1・1%、「その他」 12・1%

地域別の平均支出は
▼バンコクと首都圏3県 3万1606バーツ
▼中部 2万1144 バーツ
▼北部 1万5286バーツ
▼東北部 1万6284バーツ
▼南部 2万1016バーツ――。
「newsclip」より引用

2015年3月26日の記事によると、
タイの平均世帯支出は、月2・1万バーツ。

まず、バンコクと地方の格差に驚きます

バンコクの家持ち(タビヤンバーン所持者)、
タイ統計局の調査に参加できる人たちは、
多分、僕よりも、生活費を支出している

では、タイ人は幾ら稼いでいるのだろうか

タイは、階級社会であり、学歴社会なので、
日本のように、サラリーマンの給料格差が、
2倍程度ではおさまらない。

身近なタイ人でも、月給1万バーツの人と、
月給10万バーツの人が居る。

具体的な話をすると、
現在のタイでは、中卒採用の仕事は無い。
親戚や知人のお店に丁稚奉公がやっとだ。

高卒の場合、日給300~400バーツ程度。
月給に直すと、1万バーツ+α

仕事に専門性が無い場合は昇給も少ない。
勤続10年でも、2万バーツには届かない。
だから、一定の職場に定着する人が少ない。

タイでは2万バーツ以下の所得は無税。
彼らの所得(給料)が如何に低いかがわかる。

大卒の場合、研修期間1万5000バーツ~
本採用になると、月給2万バーツ程度になる。
名門大学からエリートコースを歩んでる人は、
数年で、5万バーツ(部長職)も夢ではない。

英国・米国・豪州などの大学院を卒業したら、
外資系の企業に進む人が多い。幹部候補は、
タイ人でも、西欧人でも、給料形態は同じ。
僕の知人の女性は、10万バーツ稼いでいる。

タイ=学歴社会は、給料格差は10倍なのだ

では、タイ人は幾ら生活費が必要なのだろう

2015年3月26日の記事によると、
タイの平均世帯支出は、月2・1万バーツ。

バンコクや、プーケット、サムイ島などでは、
1世帯あたりの生活費は3万バーツ以上だ。

それが意味することは、
高卒世帯ならば、共稼ぎが必須。
高卒では、3万バーツは稼げないのである。

(サムイ島に多い出稼ぎ労働者)

借家住まいは、タビヤンバーンが無い理由で、
子どもは田舎(実家)で学校に通うことになる。
それにより、より良い教育を受ける機会を失う。
タビヤンバーン無しは、当地で選挙権も無し。

タイ人にとっては、持ち家があることが重要。
階級社会は出稼ぎ労働者に不利が多いのだ

そのような階層の人は、
タイ統計局の調査の対象にもなれないのです。

タイ人は幾ら稼いでいるのか?

階級社会、学歴社会では、人それぞれです。

それでも、10年前と比べたら、

働けば、稼げる環境になってきました