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タイのロングステイの現状

タイのブログ-タイ情報とコラム

タイのロングステイの現状

10年前は、月3万バーツ(10万円)の生活費
があれば、一般的なタイ人家庭の2倍以上は、
お金にゆとりある生活が、タイではできました。

週3回、フジレストランで食事ができましたね

現在では、物価が10年前の2倍以上になり、
タイ人の所得も、10年前の2倍になりました。

現在のタイの物価は、概ね日本の2分の1

但し、最近は円安なので、2分の1の2割増し

日本と同様の生活をすると・・

日本よりも高いものもあり、結局、割安感無し

現在のタイ人所得は、概ね日本の3分の1

一般的なタイ人は、日本人と比べて質素です。
貯金して、年1度の日本旅行がやっとですね。
年金や老後への積立(ゆとり)はありません。

これが、現在のロングステイの背景になります。

現在の一般的なタイ人家庭の月の生活費は、
バンコクやサムイ島など南部のリゾートでは、
3万バーツを越えています。

一方では、10年前のサムイ島の日本人給与
が3万バーツ、今でもほとんど変わっていない
現実があります。

現在のタイで、10年前の3万バーツと同様の
お金にゆとりのある生活をしようと思ったなら、
タイのロングステイには、月6万バーツ程度の
生活費が必要になります。

でも

月6万バーツあれば、日本で質素に暮らせる

タイは物価が安いという魅力は無くなりました

ところが、タイには、物価が安かった時代から
住んでいる日本人、外国人がたくさん居ます。

月の生活費を、3万バーツから6万バーツに、
上げることもできず、3万バーツ程度のまま、
僕らは、現在も生活費を遣り繰りしています。

「昔は良かったな」と思いながらも

「外国人だから豊かな時代は終わった」という
現実を認識し、タイ人家庭と同等の生活費で、
生活しているわけです。

僕らは、タイ生活に長年親しんでいますから、
「住み慣れた」という観点から、
「タイは住みやすいな」と思いますが・・

来年は、月の生活費を、住居+4万バーツで
組む必要があるだろうと、実感しています。

結局、日本の経費を入れると、月6万バーツ。
生活費が安いからタイに住むとは言えません

勿論、タイ生活の魅力はお金の問題ではなく、
サムイ島に住むようになって、学んだことは、

「質素に、素朴に、自然体で暮らすこと」です。

それでも、先立つものに余裕がないと駄目。
生活が貧祖に見えてきてしまいますからね。

今後、タイでロングステイしたいという方には、

「昔と違うから、よく考えたほうがいいですよ」

「日本語で暮らせるほうが生活が楽では?」

「タイの生活費は、日本と大差ありませんよ」

と、言いたくなりますね。

ダイソーに行くと、日本で100円の商品が、
日本の2倍の値段で売られているのですが、
タイ人たちは、安い安いと買い漁っています。

そんな光景を見ていると、

日本は所得の割には物価が安い、
豊かな国だと、しみじみ思います。

これからのタイのロングステイは、お金に
余裕がある人が、新しい価値観を求めて、
人生を充実させるため異国体験する場所。

それを理解して、タイで暮らそうという方に、
タイのロングステイを、おすすめします