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タイで想うこと-人格について(1)

タイのブログ-タイ情報とコラム

thaiblog
The King passed away on 13th October.
I realized as is the King, so are the People.
I think truly we still have to keep going on.
It’s our mission we create our life to follow
the King’s example.

タイのプミポン国王が崩御されて21日目。
15日間のセレモニー後、王室の配慮で、
先週土曜(29日)から、国王が眠るホールの
入場が、哀悼する人々に開放されています。

プミポン国王はラーマ9世。ラーマ王朝で
ホールが国民に開放されるのは前代未聞
の出来事。それだけ国民の身近に居た方。
臨機応変な王室の配慮は素晴らしいです。

毎夕のテレビ中継で見ているのですが、王室の
人々の椅子に挟まれ、国王を拝む人々を見ると、
国民とともにあるタイの王制民主主義の良さが、
庶民のために励むタイの王室の姿がわかります。
国王を拝む庶民の姿は、幸せそうに映りますね。
日本なら、セキュリティの問題で不可と思います。

タイでは、大学の卒業証書は、国王から授かる
伝統があり、国王(代理の王族)から受け取る
卒業後の半年先の卒業式を楽しみに待つ人の
話をよく聴かされたものです。

サイに話を聴いたら、学校で1番の成績を取り、
国王からシャツを貰えたことが、中学校時代の
いちばん嬉しかった思い出。肌寒い季節には、
田舎の農家でも、国王から毛布が届けられる。
田畑のために、国王が川をつくってくれたこと。
衛生面を心配されて、農村の人々に家にトイレ
をつくるように指導されたことなど、沢山思い出
があるようです。

国王の前に行き、「ありがとう」と言いたいのが
タイの一般庶民の気持ちであろうと思います。

国王のホールは、1日に、13時間開門されて、
毎日、1万人の弔問が可能と言われています。
1年間で、300万人以上が弔問できるでしょう。

長距離バスターミナルに無料バスが用意され、
列の横のテントでは食事、飲物が配られます。
哀悼する人々に対して、至れり尽くせりですが、
長蛇の列で、1日1万人。
いつ訪れればよいか、サイと思案しています。
タイ国民を優先し、日本人は後にするべきです。

タイで想うこと-人格について(1)

今日は、タイで日頃想っていることを書きます。

「人格」とは人柄、それぞれの個性とも言える。
水玉模様の人が居れば、豹柄の人も居る。
人はそれぞれ異なり、決して同じではない。
それが世の中を面白く、時に面倒にしている。

人はそれぞれ同じではないのに、平等を望む。
平等とは権利のことと勘違いしてる人も居る。
平等を望みながら、己の個性を楽しんでいる。
人は皆平等、でも俺の「人格」は一味違う、
この矛盾が「人格」を曖昧に見せていると想う。

とくに、日本人は「人格」を秘めてる人が多い。
人は平等の筈がない、お前は結局何者なんだ、
とストレートに言うのが、欧州男児。
「自分」を強く持って、表現する必要を感じます

人はそれぞれ、
それぞれの「人格」には良い所・悪い所がある。
良い所ばかり見ているのは、愚かなナルシスト。
悪い所を気にし過ぎると、自信がない人に映る。
だからと言って、自分の「人格」でも「物事」でも、
客観的に見過ぎると厭世家になるかもしれない。

人それぞれ、良い所・悪い所があるが、
人格を高めていくのに大事なものは、
バランス感覚、平衡感覚だと想います。

(続く)