今日は、連れ込みホテルが増えてきたサムイ島の話。
地が黄色、赤文字の看板といえば、連れ込みホテル。
車で、カップルが、スッと入るホテルだ。
サムイ島の周回道路を走っていると、この新しい看板が、
最近、やたらと目に付く。
「24」という数字がインパクトのある看板だが、これは、
いつでも飛び込みで入れる、時間貸しのホテルの意。
「350」とか「390」とか部屋代を書いた看板もあるが、
料金は2時間とか、時間貸しの料金で、一泊ではない。
写真のような英語で書かれた看板より、タイ語だけで
書かれた看板のほうが多いが、それはタイ人対象の宿
だからである。
友達のアメリカ人がサムイ島に来たとき、このモーテルに
泊まった。連れ込みとは知らずに。
彼は旅の宿として泊まっていたので、もちろん交渉して、
一泊いくらの料金を払っていた。
入口でブザーを鳴らすと、おばちゃんが出てきてタオル
と石鹸、鍵をわたされる。そのとき、料金を払う。
言われた部屋番号の前に車を駐車して、部屋に入る。
部屋の中は普通のホテルルームと同じで、エアコンや、
TV、冷蔵庫などがあるが、シャワーは温水が出ない。
客の対象がタイ人なので、当然と言えば当然だが。
ゲストハウスや一般のRoom for Rent と、これらの
モーテルの違いは、シャワーが真水なこと位。
友人の話によると、
深夜の車の出入りの音さえ気にしなければ、日中は、
とても静か。居心地が良いそうだ。
ところで、サムイ島にどうしてモーテルが増えたのか。
それは、ツーリスト用のゲストハウス、Room for Rent
が増えすぎて、頭打ち状態になったから。
宿代を100バーツでも値切ろうとする交渉好きの欧米人
よりも、値切ることをしない、見栄っ張りのタイ人のほうが
扱いやすく、彼らにとっては上客なのだ。
また、タイ人は部屋を汚さないので、掃除に手間が掛から
ないそうだ。
僕が思うもう1つの要因は、サムイ人が金持ちなこと。
彼らには娯楽費がたくさんあり、
その用途は、賭け事、酒、女。
パタヤでサッカーをしていたときには、水を買ってきてくれ、
ボールを買ってきてくれ、ユニホームを作るからスポンサー
になってくれと、タイ人にたかられたが・・・
サムイ島のタイ人たちは、僕らと同等、それ以上に稼いで
いるので、サッカー仲間とも、いつも対等な関係。
だから、彼らは、僕の商売まで心配してくれたり、酒を奢って
くれたりする。
何せ、南部人はプライドが高いので、それさえわきまえてれば、
うまく付き合っていける。対等な付き合いのできる人々だ。
その彼らも、タマには車を走らせ、カラオケやクラブに遊びに。
そこから流行ってきたのが、このモーテルだと思う。
友だち曰く、