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バンコクは危険なのかというと・・・

タイのブログ-タイ情報とコラム

エスカレートしたバンコクの赤服デモが、惨事に。

10日午後に始まった、
軍による、バンコクの赤服デモ集団の強制排除。
パンファー橋(カオサン近く、今年の赤服集会のメイン開場)
ラーチャプラソン交差点(BTSチットロム駅近くの繁華街)

しかし、
強制排除は、同日夜9時過ぎに中止された。
なぜなら、
赤服集団の一部が武装集団となっていたから。

さらに、赤服が武装化されていたことから、
軍と赤服武装集団のパンファー橋付近の争いで、
死者21人、負傷800人以上という惨事になって
しまった。
死者には、取材中の日本人カメラマンも含まれて
いました。とても、残念なことです。

軍の報道官によると、
軍は実弾発砲は空に向けた威嚇射撃に留めていたが、赤服集団側が
実弾、M79やM67、ガスボンベ等を使用して反撃してきたことで軍側に
負傷者が出た。この衝突が続くと軍側の報復攻撃を誘発する恐れが
あるために、強制排除の一時中止と軍の一時撤退を決定した。

ということ。

残念でならないのは、
赤服集団が軍の武装解除を再三に要求して、
ガンジーのようなデモクラシー活動をしている
と言っていたのに、武装していたこと。
タクシン、赤服幹部が偉そうなことを並べても、
結局は、言うことと行動が食い違った、
学のないチンピラ、ギャング集団だったのだ。

アピシット首相は、緊急特別放送の中で、
同盟は、違法な集会活動により強制排除による措置しか無い状況に
自らを追い込んだと指摘した。
政府は、同盟に対して法に則った平和的な活動を要求するとともに、
公正と国益を中心において、あらゆる手段を講じて正常化の実現に
取り組んでいく考えであると語った。
また、アピシット首相は、衝突の際に死亡した者の家族に対して哀悼
の意を表明した上で、具体的な証拠に基づき公正に調査をすすめ、
死亡原因を明らかにする方針である事を明らかにした。

首相、過激化は同盟が法を守らなかったから・・・
(タイの地元新聞を読む)

今日、12日、
赤服同盟は、デモ集団の死亡者の棺桶を担いで、デモ行進を行う、
その可能性があると言っています。
赤服集会活動は引き続き2箇所の集会会場で座り込み集会をする、
ということ。

この10日の惨事の顛末から、
赤服同盟(タクシン側)は、政権を執れるような、
人々が信頼のおける集団じゃないことが明確に。
また、このような惨事が起こると、
誰もが望むことは、即刻の事態の収拾。
アピシット首相の退陣でも、議会解散でも、
事を収めるためには、
何でも有り得る状態だと、思います。

僕らがいちばん気になることは、
バンコクは、在タイ外国人や旅行者にとって
危険なのか・・・
ということ。

バンコクは危険なのかというと・・・
バンコクでデモ活動が行なわれているのは、
一部の地域。
バンコク、全てが危険なわけではない。

ナナ以西のチットロム、サイアムエリア、
カオサン近くの観光地エリア、

いつもなら旅行者で賑わうこの2つのエリアが、
近寄りたくない危険な場所です。

しかし、日本人が多く住む、
スクンビットのアソーク以東やラチャダなどでは、
平常とあまり変わらない、デモが見えない状況。

10日から始まったソンクラーン(タイ正月)休み。
多くのバンコク都民が帰省や旅行で、バンコクを
離れている今、デモ鎮静が政府の急務なので、
18日まで、バンコクは穏やかではないはず。
バンコクの観光地域(カオサンから王宮、寺院)
ショッピング街(伊勢丹、サイアム、MBK)
この辺りに行くのが危険なので、
バンコクに観光に来ても、楽しめません。

スクンビット地域に住んでる友達なども、
数キロ先で騒ぎが起こっていたと思うと、
心穏やかじゃないので、ソンクラーン休み、
バンコクを離れて、旅行に出るそうです。

バンコクに土地勘のない旅行者が、
バンコク都内をウロチョロしてると危険。
18日までは用もないのに、バンコク都内を
出歩くことは避けましょう。

バンコク都他周辺地域に対する・・・(2010/04/11)
(外務省 海外安全ホームページ)

日本から、
赤服デモの心配が無い、タイ南部のリゾート、
サムイ島やプーケットに来られる方には、
バンコクでのトランジットの宿泊は、
ソンクラーン期間中は、
エアポート・ホテルを、おすすめします。

おすすめのエアポート・ホテル
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