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何も解決していない赤服問題

タイのブログ-タイ情報とコラム

バンコクは、すっかり、平穏な街に戻りました。
安心して暮らせる街、安心して遊びに行ける街に
戻ると、平和であることの尊さが実感できます。

しかし、喉元過ぎれば熱さを忘れる-という格言の
とおり、人々の惨事を忘れ去る早さには、不安を
覚えてしまいます。

皆、何も不安を感じていないのかな。
5月19日に、赤服暴徒が鎮圧・排除されただけで、
赤服問題って、何も解決されてない、ですよね。

タイのような観光大国では、安全情報ばかりが優先
されて、
「平和になったから、皆さん遊びに来てください」
という声ばかりが聴こえてくるように思えます。
もちろん、旅行者にとって安全になったことは事実。

でも、僕のようにタイを第二の故郷と想い慕って、
永住するつもりで住んでいる立場から見れば、
平和になっても、なお不安。
このままじゃ、来年も同じことが起こる。
果たして、このまま骨を埋める価値のある国なのか。

確かに、われわれタイに住む外国人は、高い税金、
ビザ代、弁護士・会計費用を払っていても、選挙権
さへありませんから、
なるようになるさ、で、空港占拠以来の泣き寝入りも
仕方ないことと、タイのために、あきらめてますが、
タイに素敵な国であり続けてもらいたい、のです。

人が素敵、仏陀と国王を慕う、人々の心が素敵、
それで移住したタイの国ですから、
これ以上、この醜い政情を見たくはありません。

解散、総選挙、草分けの農民への手厚い扶助。
タンブンの国なら、すぐに、できることでしょうに。
日本のような稲作農民優遇制度と生活保護制度
つくれば、安定した政権が続くと思うのですがね・・・

アピシットさん、何とかなりませんか。
ブログを、タイ語、英語で書く必要がありますかね。
アクセス首位は反タクシン派紙
(newsclip.be)
こちらの人々となら、ネットで話ができるかも。

赤服関連の事件は、まだ続いています ↓
バンコク副知事の甥殺害容疑で・・・
(タイの地元新聞を読む)
バンコク副知事の甥殺害事件・・・
(タイの地元新聞を読む)
「タクシン氏、前世はタークシン王」・・・
(newsclip.be)
ヂャトゥポン氏、コーラートの赤服幹部殺害・・・
(タイの地元新聞を読む)

アピシット首相は、赤服逮捕を最優先に ↓
首相、テロリストとの和解推進を拒否
(タイの地元新聞を読む)

赤服が北部・東北部で問題を起こし続ける限り、
非常事態宣言の解除はあり得ない ↓
平和維持本部、非常事態宣言の継続施行を確認
(タイの地元新聞を読む)

世論は「アピシット首相の改革は失敗に終わる」↓
66.3% が国家改革は失敗に終わると認識・・・
(タイの地元新聞を読む)

アピシット首相は 問題解明→和解推進 と言うが、
卵が先か、鶏が先か
と、聴こえてきてしまう。
先に施しを与えたほうが、タイらしい気がするし、
政党とか、立場を越えて、国を考えてもらいたい。

誰が正しいとか、誰が間違っているとか、
そんなことは、どうでもいいでしょう。
国のために、今、何が必要なのか、
それを実現するには、
アピシット首相は、賢者過ぎるのかもしれない。
thaiblog