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さすが観光国、タイと思ったこと-サムイ島の話

タイのブログ-タイ情報とコラム

今日は、3月にタイ南部を襲った嵐の話。

3月28日~31日ごろまでタイの南部に
停滞した低気圧が大雨をもたらし、タイ
の南部全県に、洪水警報が出た。
季節外れの暴風雨である。
thaiblogThailand Times

サムイ島、パンガン島、タオ島など本土
と離れた離島では、フェリーが欠航して
多くの旅行者が島で立ち往生した。

3月といえば、まだ避寒のハイシーズン。
バンコクエアウェイズのサムイ空港発着
便は、ほぼ満席状態だった。

バンコクエアウェイズは航空運賃が高い
が、さすがと思えるサービスをする。
今回は(スラタニやナコンシーなど)本土
のほうが状況が悪くて、本土に代替便を
用意できずに、困難な状況であったが、
嵐の隙間の時間帯にフライトを飛ばして
空港に溢れた旅行者を、バンコクに送り
出した。

空港のあるサムイ島は、終日欠航という
事態にはならずに、最悪の29日も数便
が飛んで、30日以降は遅延で対応した。

しかし、フェリーは3日間の欠航。
空港のないパンガン島、タオ島の旅行者
はどうなったのかというと・・

高波の30日、空母など、タイの軍艦が
離島から本土へ旅行者を運んだ。

さすが観光国、タイ、と思った。
欧州諸国の信頼を裏切らない観光大国。

私事だが、以前に沖縄の久米島に行って
台風に遭った。飛行機も船も2日止まり、
ホテルに足止めになった。日本では天候
回復を待つしかないと自然に諦めていた。

軍艦の出動を聞いて、

世界の観光国、タイを実感した。

今回の季節外れの暴風雨はひどかった。
モダンに整備されつつあるサムイ島では、
道路に溢れた大水も数日で引いたけど、
ナコンシーやクラビの水害はまだ治まら
ずに、タイTVのニュースで流れている。

タイの、「暑季なのに寒い異常気象」は、
治まった様で、サムイ島も青空と暑さが
戻り、例年どおり、暑~いソンクラーンを
迎えられそう。

気になるのは、乾季の真っ只中に、雷雨
(スコール)予報が出てること。降水確率
が40%を越えないと、実際には降らない
と思うが、上空の天気が不安定な様。

ところで、

サムイ島で道路が冠水するたびに被害
に遭うのは、商店のショウ・ウィンドウ。
サムイ島のリングロード、ビーチロードも、
商店街が低い土地にあることもガラスが
壊れる原因だが・・・

タイの大きな1枚ガラスは、薄過ぎる。

東京で家を建てたときは、民家でさえも、
大きな1枚ガラスは金属のワイヤー入り
の規格だ。サムイ島でホリデーハウスの
コーヒーショップ用の大ガラスを業者が
運んできたときには、目が点になった。
(図面上に、ガラスの厚さの記載が無い)

僕は、すぐに、ダブルの厚さのガラスを
特注したが、サムイ島のような田舎では
ワイヤー入りは入手できなかった。

サムイ島で家を建てる(借りる)ならば、
低い土地は避けたい。出来れば緩やか
な坂(傾斜地)を選びたい。建設費用が
余分に掛かり、数年ごとに土を買う必要
があっても、大雨のときに安心だから。

それと、ガラスの厚さにも注意しよう。
熱帯では、太陽光でガラスが壊れること
もありますからね。