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タイのビザ制度に思う-サムイ島の話

タイのブログ-タイ情報とコラム

今日は、タイのビザ制度に思うこと。

タイに住み始めてからしばらくの間は、
失業保険を受給しながら、仕事探しを
してたため、毎月、日本に戻っていた。
だから、ビザ無しのタイ暮らしだった。

雇われるか、起業するか迷ってた頃、
かなり昔の話である。

それがサムイ島で会社を設立すること
になり、弁護士が用意した書類を持ち、
マレーシアのペナン島に行ったことが、
僕の初めてのタイ・ビザの取得だった。

タイに住むためのビザ取得が、タイ国内
ではできない、ビザの面倒臭さを感じた
最初の出来事だった。

さて、ビジネスビザを取得して、仕事を
始めると、

自分の給料を決める=
いくら所得税を払うか決めることになる。

サムイ島の場合、

月給3万バーツ(税率5%)に設定すると、
1年ビザではあるが、90日毎にタイ国外
に出る(ボーダー越え)の必要がある。
また、毎年、新ビザ取得にペナン島行き。
時間と金の浪費を強いられるのだ。

月給5万バーツ(税率10%)に設定すると、
90日毎に最寄のイミグレーションに行き
(90日レポート)、毎年、新しいビザ取得
をせずに、国内延長ができる。
しかし、延長毎の申請書類は、弁護士=
会計事務所に頼まなければならないから
金が掛かる。
給料が高いと、みなしの事業税も上がる。
国内延長というのも、かなり面倒なのだ。

結局、友達の試算によると、費用面だけ
で考えると、月給3万バーツ設定がお得、
ということらしい。

ビザというのは、
僕自身からみれば、面倒なだけのもの。
タイ政府側からしたら、居住者の選別か。
その選別基準は、
金をたくさん持っているかどうか。
税金や裏金をたくさん払っているかどうか。
(タイは役所各々が営利会社的に運営)

勿論、ビザという制度は必要だと思う。
僕らは、タイの税金で作られた公道を歩き、
居住しているわけだから、タイの国に対して
たとえ年金ビザで住んでいる外国人の場合
でも、いくらかは費用を負担すべきだろう。

それでも、払う金額によって、
タイ生活=滞在許可の快適さが違うことは、
正すべきではないか。

おまえは払いが少ないから試練を受けろ、
とタイのビザ制度は言ってるような気がする。

僕の場合、ビジネスビザの取得後、国内延長
をOビザの申請書類を提出し、毎年してきた。
この場合は、月給3万Bであろうと関係ない。
Oビザは、ビジネスビザよりも断然強いのだ。

それにしても、
毎年コロコロ変わるタイのビザ制度、
申請する地域、担当官によっても違う

ほんとに、面倒ですね