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タイの保健所は良いところ

タイのブログ-タイ情報とコラム

風邪をひいて、寝込んでいた。

日本の風邪薬・解熱剤を飲んで寝ていた
のだが喉の痛みがとれないので、月曜に
タイの保健所(公営クリニック)に行った。

サムイ島には行政区ごとに保健所がある。
ラマイの場合、(Maret地区の)保健所。
所在地はフワタノンという港町。

保健所の一般クリニックとの違いは、妊婦、
乳児、幼児の定期健診が行われてるので、
待合室に妊婦や小さな子どもが多いこと。

また、学校の健康診断にも定期的に出向
いて行くので、そんな日の保健所は、学校
から戻って来るまで、休診になる。
(結構、閉まってることが多い)

僕は、風邪などの軽い病のときに保健所
を利用するが、保健所の医療スタッフは、
親切で仕事熱心。また、私立クリニックに
比べ、治療費が安い。

タイの保健所では、国立病院と同じように、
30バーツ医療を行っている。

イエローカードを持ってると、1回の治療が
30バーツというものだ。
市民救済のような機関なので、簡単な薬は
無料で貰えることもある。

但し、イエローカードが持てるのは限られた
人びと。

まず、その地区の保健所でイエローカード
を持てるのは該当地区にタビヤン・バーン
(持家に対する戸籍)があるタイ人だけ。

さらに、会社が医療保険に加入をしてない
(自営業者などの)人に限られる。

サムイ島に家が無い出稼ぎ労働者などは、
サムイ島のイエローカードを取得できない。

保健所は、地元住民の救済施設なのだ。

そして、イエローカードが無くても、保健所
診療は安い、
と在住外国人は知っている。
だから、サムイ島に長年住んでるファラン
と保健所で顔を合わせることが、よくある。

前回、僕が保健所に来たのは、もの貰い
で、目が腫れ上がったとき。
目を消毒して、目薬を貰って、治療費は
120バーツだけ。

今回の風邪の治療も、注射をうたれて、
抗生物質や喉薬を貰って、200バーツ。
薬屋で薬を買うよりも安い勘定。

タイの保健所の治療費は、街中の私立
のクリニックの5分の1以下だろう。

例えば、ラマイのビーチロードの診療所
では、外国人は初診料(200バーツ)が
無い代わりに、毎回、基本問診料として
500バーツ課される。

問診料+診察料・治療費+薬代で、
風邪で行っても1000バーツは越える。

同様の事でインターナショナル病院なら、
3000バーツ以上(約1万円)は掛かる。

だから、軽い病の場合で、平日なら、
僕は、タイの保健所を選択する。

保健所治療には、時どき問題が起こる。

以前、軽い怪我をして保健所を訪れたら、
ガーゼと消毒液が品切れ、今日は治療
が出来ないと言う。
そんなときは、薬屋にガーゼと消毒液を
買いに行ってから治療を頼めば良いと、
相方のサイに教えられた。

サムイ島の保健所への医療物資は本土
から定期的に船で届く。
だから、想定以上に患者が多いときは、
薬どころかガーゼも品切れ、開店休業
に陥っていることがあるのだ。

それでも、地元住民の救済施設、
タイの保健所は、重宝するところです

タイ中部の洪水騒ぎも、ひと息つける状態に
なったようなので、
次回は、タイで家を建てる話 に戻ろうか?