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久しぶりのバンコクは、いつも通りだった

タイのブログ-タイ情報とコラム

この週末、久しぶりにバンコクへ行った。

日本のニュースの見出しなどで、
「バンコク大洪水」とあったので、ひどい
状況になっているのか・・・と半信半疑で
行ったのだが、

僕の知ってるバンコクは、平常どおりで、
いつもと、何も変わっていなかった。

僕の知ってるバンコク(僕の行動範囲)
は、スクンビットからマーブンクロンまで。
プロンポンに滞在して、オンヌット駅から
マーブンクロンまで車やBTSで動いたが、
目を凝らしても、道路には水溜まりひとつ
見られず、正直言って、拍子抜けした。
thaiblog
thaiblog商店街もレストランもふつうに営業してる。
水もふつうに売っているし、フジスーパー
の食材の棚も、品数豊富だった。

「タクシーが拾えない」という話を聴いてた
のに、空車のタクシーが何台も通り過ぎる。
いつものバンコクより、寧ろ、道は空いて
いたのではないか、と思う。

ソイ71(プラカノン)のフットサルクラブまで
行くと、いつものメンバーが集まっていた。
バンコク駐在で働いている方が多いのだが、

洪水騒ぎの中でも、
フットサルは中止されたことは無い、
そうだ。

15日のサッカーのワールドカップ3次予選、
タイ vs. オーストラリアも、予定どおりに、
ランカムヘンで開催されるらしい。

バンコクで日本食、ラーメン、居酒屋を廻り、
フットサルを楽しんだ、この週末でした。

それにしても、日本のニュース報道と、現実
に見るバンコクの姿のギャップには驚いた

報道とは、話題作りのイベントではなくて、
わかりやすく真実を伝えること、じゃないの

バンコクの洪水について

今回、バンコクに行って安心できたことは、
街の表情だった。

バンコクには被災地のような暗さは無くて、
繁華街に人が溢れ、街が活き活きしていた。

これから来るかもしれない「水」への不安も
薄らいでいるようで、

「水が来る」、「水が来る」、「狼が来る」・・・

「水が来る」は聞き飽きた、
そんな事を気にしてたら、生活にならない。

とは、友人の弁。

一方では、バンコクの中央から外れた地域
では、床上まで浸水してしまった家もある。
ドンムアンは、未だに避難民で溢れている。
「大丈夫とニコニコできない現実もある」と、
バンコク中央に住む人々は言っていた。

結局、許容量以上に、チャオプラヤ川に水を
流さない政策?は機能していた。

許容量以上の水は、バンコク北部から東部、
西部に誘導し、郊外地域を冠水させている
そうだ。

バンコク郊外では、土地の僅かな高低差で、
水が溜まっていたり、溜まっていなかったり
している
そうなので、

水は高いところから低いところに流れる、
やはり、低いところに住むべきではない。

と強く思った。とくに海抜ゼロの都では。

そういう意味では、河川流域の低い土地や、
バンコクの洪水回避の誘導路(運河)流域に
工業団地や住宅地をつくるべきではなかった
とも思う。
それが、広くて安い空地だったのだろうが・・・

同じことが、スワンナプーム空港にも言える。
洪水危機を考えたら、ドンムアンから移転は
正解だったのだろうが、誘導路に近い。
「3.5mの防水壁があるから大丈夫」の報道が
一転した。滑走路は大丈夫だろうが、給油用
の燃料タンクがある施設が危ないらしい。

「タンク冠水したら、ウタパオ空港を代用か」
昨夜のタイ民放ニュースの報道でした。

まだまだ治まらないバンコク洪水騒ぎですが、
買い溜めパニックも収まり、

どうやら、中央部は救われたらしい

そんな感じがした、バンコク滞在でした。