今日は、
タイで土地を買って、家を建てる話。
その第13話。
タイ、サムイ島での建築について。
今日は、建築費用支払いのときの注意。
要は、「大工に、どうやって支払うべきか」
という話。
僕は、サムイ市役所を建てた親爺に建設
を頼んだ。
大手建設会社ではなくて、地元の工務店。
そもそもサムイ島の大手建設会社の場合、
大規模なヴィラやリゾートホテルを請負い、
個人の家など建てる暇が無い。あるいは、
儲けが薄いので、建てたがらない。
同じ形の高級ヴィラ20軒など、効率良い
仕事が大半のようだ。
そして、
工務店、小さな建設会社は会社組織とは
言えない。親方が、出稼ぎのイサーン人、
ミャンマー人などを日銭で雇い、建てる。
全てが日銭雇い、社員は家族だけ。
親方がサムイ島民じゃなくて、よそ者なら、
仕事を請負い、前金貰って即夜逃げする
ケースもある。
だから、まず、親方の身元調査。
僕が頼んだ親爺はナトンに大きな宅地を
持ち、山に果樹園まで持っている。
前金くらいで、夜逃げできないタイプ。
だからOK、と相談した皆が言っていた。
建築費は工程ごと、4~5回に分けて払う。
例えば、前金で20%、
屋根ができたら20%などと、明確に。
25%、25%、25%、20%、5%、
が良いという。
最後の5%がミソ。
この5%は、家の完成から6か月後とする。
タイの家は完成後に住んでみると、水周り
に問題が起きたり、壁に亀裂が入ることが
多い。
アフターケアの保証として、5%の後払い。
地元のタイ人に聴くと、これが常識なのだ。
これが無いと、完成後に問題が起きても、
絶対に修理に来ない。
口約束じゃなく、書面があっても、無理。
全額を払ってしまったら、終わり。
書面があって裁判を起こしても、被害額が
100万バーツ以下なら、弁護士費用など
を引いたら、裁判を起こす意味がない。
そういうこと、皆が承知しているからだ。
最後の5%は半年後、覚えておきましょう。
次回も、タイで家を建てるの続き。
次回以降も、建築について書きましょう。