最近、タイでは日本人の評判が悪い？
「日本人は心が無い」
サイに、突然、言われた。
「いきなり、何？」
「テレビで言ってたよ～」
「私も日本人と暮らして、同感～」
サイは、朝から不機嫌。
喧嘩を売られているようだ。
「喧嘩したいの？」
「だって、頭に来るでしょ
」
それから、サイが頭に来た話を、
延々と聴くことになった。
要は、楽しんで観てた女子バレーで、
タイが五輪出場を逃したことに落胆。
「日本人のせいで五輪行けなかった」
と言うのだ。
「私だけでなく、タイ人皆の気持ちよ」
メディアが日本人批判をしたようで、
国民皆が味方であるかのように話す。
「日本人のせいで五輪行けなかった」
この根拠は女子バレー最終戦にある。
僕はバレーボールを観ないので、
知らなかったが・・・
「日本の八百長？」とメディアが報じ、
タイが、国際バレーボール連盟まで
調査を依頼する騒ぎになったようだ。
日本 vs セルビア最終戦前の状況は、
日本が勝ったら、
→日本・タイが五輪出場。
日本が２セットとって負けたら、
→セルビア・日本が五輪出場。
日本が２セットとれずに負けたら、
→セルビア・タイが五輪出場。
そして・・・
日本は２セットとって、負けた
２セットとった後に、
日本選手が気が無いプレーをしてる、
そのように映ったことが、
サイやメディアの怒りを買ったようだ。
僕は観てないが八百長は違うと思う。
２セットとって、日本はホッとひと息。
セルビアは、追い詰められた状況だ。
状況下、力が出せるのはセルビア。
「大会システムのせいだ」
でも、サイの主張は違う。
「同じアジア人同士じゃない？」
「タイのために、勝とう」
「一緒に五輪に行こう」
日本がタイのために頑張れなかった、
それが、サイには納得いかないのだ。
「タイが日本の立場なら勝ったわ」
「あなたはセルフィッシュなのよ」
「あなた」
結局、お寺にタンブンに行きました。
僕の利己主義を治すために・・・
こういう事情で、この２週間、
サイやサイの友達に、
「日本人はね・・・」
「日本人だからね・・・」
「この、白人かぶれ」
と虐められてますが、
それで心が癒されるなら、
良しとしましょうか
僕と日本にとって運が悪かったのは、
競技種目がバレーボールだったこと。
タイ人女性バレーボールが大好き。
思わぬとばっちり、あるものですね
日本人は、タイを親しみ愛してますよ
