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タイのメーバスが好きなわけ(1)

タイのブログ-タイ情報とコラム

タイのメーバスが好きなわけ(1)

僕は、メーバス(路線バス)が好きだ
thaiblogメーバスが運行しているのは、
多分、タイではバンコク都内だけ。
地方に行くと、ソンテウ(トラックバス)
やロットゥ(ミニバン)しか見掛けない。
地方を走るバスは、長距離バスだけ、
ということでしょうね。
thaiblogサムイ島のソンテウ

サムイ島の庶民の足、ソンテウの運賃
があまりにも高いので、昔の話ですが、
「島の周回道路を巡回する路線バスの
会社をつくりたい」
と人に相談したところ、
「それは、撃たれるよ」と、流されました。

タイでは、人の商売の邪魔になる商売、
他人と競合する商売を始めたら、危険。
それが、外国人の場合は、撃たれます

メーバスの話に戻して

バンコクの路線バスは、
ロット・メー(路線バス)、
ロット・エッ(エアコン付路線バス)
に分かれています。
僕が言うメーバスとは、ロット・メーと、
ロット・エッを併せた路線バスのこと。

僕がメーバスが好きな理由を思えば、
それは、まず、ノスタルジアですね。

僕が小学生の頃は、バスに乗ったら、
車掌さんが居ました。
黒いカバンを提げたおばさんに行先
を告げて、お金を払った記憶・・・

「大人になったら、何になりたいか」

という、小学一年生のときの作文で、

「バスの運転手さんになりたい」

と書いた記憶もあります。

僕の子どもの頃は、バスの運転手、
車掌さんが、身近なヒーローでした。

それが、小学校の高学年の頃から、
「ワンマンバス」と描かれたバスが、
走り始めました。

車掌さんが居ない「ワンマンバス」、
その運転手さんは、笑顔が少なく、
無愛想、寂しげに見えたものです。

日本の路線バスは、いつの間にか
車掌さんが居なくなり、車掌さんが
居なくなったら、「ワンマンバス」の
サインも、取り去られました。

日本の文化から車掌さんが消えた
こと、後に議論されたのだろうか?

車掌さんは、バスの風情でした。
その風情が、人情のある庶民文化
をつくってきたと僕は信じてます。

車掌さんが消えて、自動販売機が
増えて、日本は触れ合いが少ない
無味乾燥な社会になりましたが・・・

日本を出て、バンコク生活を始めた
とき、バスに乗ると車掌さんが居た

もう、10年以上前の話ですが、
驚き、喜び、初めて乗ったバンコク
のバスに、既視感を抱きました。

メーバスでは、赤ちゃんを抱えた人
が乗ってくると、同時に何人も立ち、
席を譲ろうとする、美しい景色です

メーバスが好きな一番の理由は、

日本から消えた風情、人情社会を

メーバスに感じるからでしょうね

(続く)