⇒ 全記事一覧

プーケットを想う

タイのブログ-タイ情報とコラム

プーケットを想う

プーケットは僕が日本に居た1990年代に、
頻繁に訪れていたタイのビーチリゾート。
タイに移り住んだ2000~2002年頃には、
タイで起業の候補地として滞在していた。

プーケットは老齢化したビーチリゾートだが、
英国、フランス、ドイツ、イタリア人経営店
が沢山あって、西欧文化が感じられる場所。

西欧人旅行者と出会ったビーチリゾートだ。

(サムイ島に比べたら)タイ臭さが強過ぎ、
外国人がたかられる忙しない街の雰囲気が
僕には合わなかったが、ラグーナビーチや、
マイトン島などは、素敵なリゾートエリア。
街とは違った優雅な雰囲気で、滞在できた。
thaiblogAllamanda Laguna Phuket

thaiblogAngsana Laguna Phuket Hotel

thaiblogBanyan Tree Phuket

それが
先日、プーケットのニュース記事を読んで、
驚いた

プーケットの外国人旅行者、
半分は中国人とロシア人

米不動産仲介大手CBREによると、
1―3月にタイ南部プーケット島を訪れた
外国人は、
前年同期比6・9%増の96万2953人。
ロシア人が最も多く22万8691人、
次いで中国人22万5949人だった。
そのほか、
スウェーデン人、韓国人、豪州人が、
それぞれシェア5%(4万8千人)程度・・

西欧人、日本人は少ないの

何年か訪れないうちに、

ロシア人中国人
プーケットに来る旅行者が、変わっている

どうして、なのだろう

僕の推測では・・

プーケットが、
ロシア人、中国人好みに、変貌している

ロシア人、中国人の好みのリゾートとは、
大きなコンクリートの箱の都会的なホテル。
人が沢山居て、いつも賑わっている雰囲気。
(閑静ではないこと)
観光で巡る、テーマパークが沢山ある。
自然との触れ合い、人との触れ合い無用。

それに対して・・
日本人と西欧人は、感性・好みが似ていて、
ロシア人や中国人と対極にあるように思う。

日本人や西欧人の好みのリゾートとは、
リゾートでは、脱都会、脱人工的な志向。
オリエンタルなバンガローやヴィラが好き。
高屋根や木の質感に、安らぎを感じる。
素朴で、わびさびがある色彩が落ち着く。
閑静なこと、ロマンチックな雰囲気を重視。
自然との触れ合いがあるリゾートが好き。
リゾートには上品、優雅な雰囲気が必要。
リゾートでは、人との触れ合いを求める。

プーケットでは、数のうえでは、日本人や
西欧人的志向の旅行者が減ってるのだ

ロシア人、中国人の強みとは、
団体で、行動する。
情緒をあまり感じない。
ホテルや公共の場所で、大声出してもOK。
言葉が通じなく、迷惑掛けても気にしない。
安いお土産を大量買い、チップは払わない。

リゾートで、彼らと会いたいとは思いません

でも、ロシア人、中国人旅行者の良い点は、
ツアー専用のホテルに、団体で宿泊する。
(収容人数が多い大型ホテルに団体で宿泊、
そういうホテル以外では見掛けない)
旅のメインが団体観光バスで観光地を巡る
ことにあり、食事もツアー専用のレストラン
で食べるので、何処にでも居る訳ではない。

ロシア人、中国人は、個人旅行者が少なく、
個人旅行者は西欧人並みに洗練されてる
ので、ロシア人や中国人の団体旅行客が
居ないリゾートホテルに滞在するのならば、
(ロシア人、中国人好みのホテルを避ける)
恐るるに足らず、でしょうね。

結局、同じ志向の者が集うのが、リゾート
プーケットでは、団体旅行が少ないホテル
に泊まりたい思います。

さて、僕の本拠地のサムイ島は、今でも、
旅行者の8割が西欧人のヨーロピアン・
リゾートだが、最近はロシア語の看板や、
中国人観光バスを目にするようになった
多分、少しずつ増えている

サムイ島の場合、
直行便が無く、飛行機代が高いこと。
高層のコンクリートホテルが無いこと。
収容人数が多いホテルが少ないこと。
ナチュラル・リゾートが多いこと。
以上が、ロシア人や中国人の団体旅行客
の増加の歯止めになっていると思われる。

サムイ島の場合でも、収容人数100人を
越えるリゾートホテルで、ロシア人、中国人
の団体旅行に使われるホテルがある。
まだ、数軒足らずだが、ツアーバスを見る。

西欧人と、ロシア人+中国人の共存は無い。
どちらを選ぶか、ホテルの姿勢が大事と思う

嘗て、プーケットを好んでいた西欧人たちは、
カオラック、クラビに流れているという話です。