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タイのロングステイは良いか? その3

タイのブログ-タイ情報とコラム

タイのロングステイは良いか その3

前回のブログで言ったように、
この数年で、タイは大きく様変わりしています。
先進国並みにモダンで便利な生活になりつつ、
とくにこの数年は、物価が、急上昇しています。

10年前には、「タイの物価は日本の3分の1」
と言われていましたが・・

タイの物価は、この10年間で大まかに 2.5倍

10年前には、バンコク郊外の分譲住宅の価格
が100万バーツ。最近では同等の分譲住宅が
250万バーツ以上なので、物価上昇は 2.5倍。
食料品、日用品なども、物により、2~3倍です。

日本の物価があまり上がっていないこともあり、
最近では、日本で買ったほうが安い日用品が、
たくさん思い浮かびます。
とくに工業製品、電子機器、事務用品などは、
日本で買ったほうが安いものが多々あります。

タイには自炊するよりも安いであろう屋台飯や
市場のおかずがありますが、栄養価からみて
日本の牛丼屋さんの定食のほうがバリューが
あるのではないか、と思ってしまいます。

タイは貧乏人に優しい国なので、公共料金や、
交通機関の運賃が日本に比べて安いですが、
車を買うと、今でも日本の2倍近くの価格です
タイは、地方に住むと車が必需品になるので、
車の購入だけでも、多大な出費になりますね。

東南アジアの中で、タイは物価が高い国

「物価が安いから、タイでロングステイする」
というのは、今となっては、有り得ません

タイは階級社会ですから、タイの底辺の人々と
同等の暮らしならば、生活費5万円でしょうが、
日本と同等の生活をしたら、日本と変わらない
生活費が掛かると考えて、間違いありません。

「旅行」が長くなると「ロングステイ」、
異国でロングステイとは、贅沢なことなのです。

「寒いのは嫌、南国で暮らしたい」

「今よりも、心豊かに暮らしたい」

「美しい海を見て、暮らしたい」

「日本の外で暮らして、知識欲を満たしたい」

自己の内面から発する願望に気付いて、
充実した人生を送るために自己投資する。
それが「ロングステイの在りかた」でしょう。

様々な価値観、人生観に出会うことにより、
視野を広げて、心を豊かにしていくことが、
「異国でロングステイする」意義なのです。

話が長くなりましたので

「これからのタイのロングステイの在りかた」

その具体的な話は、次回に書こうと思います。

(続く)