タイのロングステイは良いか その5
「これからのタイのロングステイの在り方」
その具体的なことを、書いてみましょう。
今日は「ロングステイの資金」について。
日本を本拠として、タイで暮らすのか。
タイを本拠として、タイで暮らすのか。
円建ての生活か、バーツ建ての生活か、
それによって、資金の考え方は異なります。
ヨーロッパ人には働かずに暮らしていける
資金を貯めて、なるべく早くリタイアしようと
いう考え方の人が多いですね。
彼らはロングステイの必要資金を貯めたら、
タイを本拠にバーツ建ての生活をしてます。
バーツ建ての生活は、
本腰を入れて、タイで生活ができることと、
為替に左右されないメリットがありますね。
今日は、「タイを本拠にバーツ建ての生活」、
その「ロングステイの資金」を考えてみます。
実は、2011年に、このタイのブログで、
「タイで暮らす資金」について書きましたが、
3年前と比べて、物価が上がっていますし、
円安が進んでいますから、再計算が必要
「豊かなタイ暮らし」に必要な資金は、
①ビザ用の普通預金= 80万バーツ
②生活費運用資金= 1000万バーツ
③住居購入資金= 200~300万バーツ
為替レート(100円=28バーツ)として、
「豊かなタイ暮らし」の資金は、5000万円
「豊かなタイ暮らし」という言葉の意味は、
資金を減らさずに、生活できるということ。
「贅沢な暮らし」という意味ではありません。
①ビザ用の普通預金=80万バーツ
ロングステイビザの更新用の見せ金
ですから、預金高は減らせませんね。
預金金利が付き、そのまま残ります。
②生活費運用資金=1000万バーツ
現在、タイ大手銀行のファンド預金は、
税引き後の実質年利が3%強
(中途解約はできません)
年利30万バーツを生活費に充てると、
生活費は、月2万5000バーツ
家賃が掛からなければ、独り暮らしなら、
シンプルに、暮らしていける生活費です。
2人暮らしの場合や、今後の物価上昇
分は、将来の年金などで補填が必要。
(10年後の生活費は5万バーツと予測)
生活費運用資金=1000万バーツは、
使わずに、必ず残しておく決意が必要。
③住居購入資金=200~300万バーツ
外国人名義でコンドミニアムを買うのが、
いちばん簡単な方法です。
重要なことは、妥当な値段で買うこと。
現地の物件を、20以上視察したならば、
不動産価格の相場はわかるでしょう。
(業者は使わず、自分の足で回ること)
ホテルとは違って「生活の場」ですから、
台所や洗濯などのスペースを加味したら、
45~50㎡は必要になります。
コンドミニアム(50㎡)の価格は、外国人
が多いパタヤ、ホアヒン、バンコク郊外で、
200万バーツ程度が妥当。
300万バーツ(75㎡)なら日本から身内
が来ても泊まれるサイズで、万全ですね。
メンテナンスをしっかりして綺麗に保てば、
10~15年後に、購入価格位で売れます。
原則、資産は減らないということですね。
豊かなタイ暮らしの資金は、5000万円。
働き盛りの世代には、高いハードルです。
日本の持ち家を貸して、円建てになるが、
タイの生活費に、充てている人も居ます。
皆さん、人それぞれに、工夫してください。
自国で地味に暮らすのが倹約には一番。
慣れた環境に居ることが楽ではあります。
一方では、異国で、新しい生活に挑戦して、
「より豊かな人生にしたい」という願望が沸く
ことも、それは自然なことなのです。
(続く)