タイの床屋と美容室の話
2002年頃、バンコクに住んでいたときは、
散髪は、サイアムスクエアのヘアーサロン
に通っていた。
タイの歌手や俳優も来るお洒落な美容室。
男性の散髪は、その当時で、300バーツ。
美容師さんが、鋏で時間を掛けてカットして、
シャンプー専門の若いお姉さんが、散髪の
前後に、髪を洗ってくれる。
タイは洗髪を「水洗い」でする美容室が多い
のだが、その美容室は「お湯洗い」だった
サイアムスクエアのヘアーサロンの散髪、
日本と同等と思える技術とサービスで、
300バーツは価値があると思っていた。
サムイ島に移り住んだ当時には、お洒落な
美容室は皆無で、床屋に行くことになった。
タイの床屋の散髪台には、水周りが無い
したがって、散髪の前後で髪は洗わない。
床屋から帰ったら、家で洗う習慣になった。
タイの床屋は、鋏をほとんど使わない。
電気バリカンでバッサリ、鋏は仕上げだけ
黙ってると、タイの子どもと同じ髪型になる
タイの床屋の良いところは、髭剃りが丁寧。
鼻毛や耳毛まで抜いてくれる。
散髪10~15分、髭剃り5分ほどで終わる。
10年前には、散髪+髭剃りで、60バーツ。
数年前に、80バーツに値上げ、
今年は、100バーツになった。
それでも、床屋は零細な仕事だなと思って、
必ずチップを渡していたのだが・・
今月、床屋で、散髪を終えると、
160バーツと言われた
床屋の親父さんの説明によると、
今まで、散髪をしたら、髭剃りはサービス
でしていたが、髭剃りを有料にしたそうだ。
散髪 100バーツ、
髭剃り 60バーツ、
でも、考えてみたら・・
20分の作業で、160バーツならば、
僕ら、外国人の給料よりも高いぞ
「ロイ、ホク、シップ」と言う、
親父さんの声がうわずっていたことから、
親父さん自身も高いと思っていたのかな
それで、「床屋でチップ」 は止めました。
前回「物価高」の話でしたが、これも一例、
何でも、値上げ、値上げのご時世ですね
しかも、タイは、程よい値上げじゃなくて、
「いきなり、5割の値上げ」が多いのです
髪も、ますます少なくなってきたので、
今更、ヘアーサロンに戻る必要もなし、
「髭剃り無料」の床屋を探そうと思います