やけどには、歯磨き粉
タイに住んでから、家で揚げ物はやらない。
市販の揚げ物は油が悪いことが多いので、
そもそも椰子油が重たくて苦手なことから、
(タイ人の大半は椰子油を使う) 買わない
「揚げ物」を口にすることは、ほとんど無い。
揚げ物は、食べないほうが身体に良いのだ
しかし、先日・・
鶏の唐揚げ食べたい とサイが言うので、
久しぶりに、「唐揚げ」をつくることにした
油は、胸焼けが少ない、サンフラワー油
「唐揚げ」は、醤油、酒、生姜に鶏を浸け、
肉を揉んで、30分位寝かして置くとよい。
肉に味が染み込んでると、冷めてからも、
美味しく食べられるのだ
後は、粉を塗して、揚げるだけ
でも、今日は、料理の話では無かった
今日は、やけどの話
唐揚げづくりで、手の甲に、やけどをした
料理でやけどをした記憶は久しく無いが、
縁から、油にそっと入れるはずの鶏君が、
箸が滑って、油にボトッ と落ちたのだ
日頃、やらない事は、やるべきではない
手の甲に、180℃の油が掛かったので、
手の甲を、氷水で、しばらく冷やしてから、
日本で買ってきた軟膏を塗った。
それが効いたのかは、まったく不明・・
翌日、火膨れになっていた。
綿棒の先に、デンタルペーストを付けて、
火膨れを覆ってしまった。
冷たくて、気持ちいいでしょ
そうだね
確かに、気持ちいい。
でも、歯磨き粉で良いのか
数十分後、火膨れがつぶれ、液が出た。
アロエを塗りなさい
そんなもの無いぞ
乾燥させたらダメよ
結局、ベビーオイルを塗られた
歯磨き粉 → アロエ
歯磨き粉 → ベビーオイル
薬じゃないぞ
薬を塗らなくて良いのか
病気をまじないで治す田舎者じゃないので、
日本人は、薬を使わないと心配なのです
そういえば・・
例の万能薬、Myda B を塗ることにした。
やけどの治療法を調べてみると・・
歯磨き粉は無かったが、意外な発見
患部をワセリンをつけたラップで覆う。
ワセリンがなければベビーオイルなど。
乾燥させないように被覆材で覆うことが大事。
外来のやけどの治療現場で、患部を保湿して
皮膚を再生させる湿潤療法が広がっている。
軟こうとガーゼによる治療と比べ、痛みや後遺
症を大幅に減らせるためだ。従来の治療では、
皮膚移植に至る症例でも、「湿潤療法で治せる
場合が多い」と指摘する医師が増えてきている。
従来のやけどの治療では、
感染症を防ぐために使う軟こうとガーゼが、
皮膚の再生を妨げているので、湿潤療法
が良いと、医療現場に広がっている話だ。
軟こうに含まれる殺菌剤や界面活性剤は、皮膚
や傷口の細胞を破壊する。ガーゼは空気を通す
ため、患部を乾燥させて、さらに治癒を遅らせる。
広がる、やけど湿潤療法
タイの田舎医療はまじないだけじゃなかった
やけどの治療で、日本で広がる湿潤療法が、
サイの田舎では、昔からあったということだ
軽いやけどをした場合は、
歯磨き粉 → アロエ(ベビーオイル)
乾燥させないことが大事。
タイ人の知恵に従います